君を、何度でも愛そう。



「2分16秒!」


いつのまにか他の種目の人がリレーを見ていて、タイムに歓声をあげている。


基準が分からないから、速いのか何とも言えない。隣の陽子も分からないみたい。


「速い速い! 他のクラスのタイム、3分近いけん」


体育の先生も頷いている。


え……じゃあ速いんだ。感心していると、理一と和也がそばに来た。


「綾〜早かったが〜」

「え、そう?」

「綾が速いとか意外だけん」


和也が笑って言う。意外とか失礼だけど、何か楽しくなってきたっ。



「てかみんな速かったよね?」

「俺ら優勝しちゃうんじゃね!?」


クラス全員が盛り上がり、

「5組も速かったけん。優勝候補は1組と5組だが」

と先生が割り込む。瞬間、みんなの目の色が変わった。


「負けねぇ!」
「絶対勝つ!」
「おしっ。総合優勝目指すが!」


和也が指揮を取って、陣を組む。


「最強ー!?」
「「「2年1組ー!!」」」


暖かい午後の空の下、みんなの笑顔が眩しかった。