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綾、2年生になりました。
「やったー! みんな同じクラス!」
桜の花が綺麗に咲く頃。綾、陽子、陸、めでたく2年1組。
「嬉しいねぇ〜!」
「ねっ」
「ある意味綾のおかげだや」
陸が言いたいのは、綾が問題児だから一緒になる、ってこと。親役の陽子と陸を一緒にさせなきゃっていう先生たちの考え……らしい。
本当か分からないけど、前に京が言ってた。
「んー……何か、また知らない名前ばっかだねぇ」
クラス表を見ながら呻くと、陽子にポンと背中を叩かれる。
「1年のときあんまクラス仲よくなかったけん、2年ではみんなと仲よくなりちょーね」
「陽子いいこと言うっ!」
期待を胸に、新しい教室へ向かった。