放課後、ふたりを強制連行。只今陸の家。ちなみに初めて来た。


「どういうことかな?」


にっこりと笑う綾に、


「あ……綾怖いが……」


青ざめてる陽子と、


「だけん早く言った方がいいって言ったが」


と、もはや冷静な陸。


「だって……」
「どーゆーことかな?」


陽子の言葉を遮ると、陸はふぅ、と決心したように告げる。


「……付き合っちょーよ。俺ら」


やっぱり!!


「ごめん綾っ。京のこともあったけん……言いづらくて……」

「いつから?」

「夏休み……」

「早く言ってよ!」

「ごめんっ!!」


ああ……もう何か、どうでもいいよ……。


陸には欲求不満とか言われるし、陽子には同情されちゃうし……。