――――――…
「なんかさぁ、最近カップル急増だよねえ」
早いもんで只今の気温0℃。冬真っ只中です。
「……クリスマス近いけん」
「まだ中1じゃんっ。マセてるねぇ……」
しみじみしてると、
「綾は絶対言えん台詞だが」
と、陸に笑われ陽子にも笑われた。
……たしかに、その通りですよね。
「綾ちゃんっ!」
教室の暖房の前で陽子たちと暖まっていると、クラスの子に話し掛けられた。半分うる目で。
「えーっと、理香ちゃん? 何?」
「理香でいいけんっ。あの……相談があって……」
「……?」
陽子たちと顔を見合わせて、不思議に思いながらも綾は理香のグループの中に連れて行かれた。
「あの……何?」
囲まれて怖いです……。
「お願いっ。キスの仕方、教えてほしいけんっ!」
「……は!?」
いやいや……えぇっ!?



