君を、何度でも愛そう。


──────…


「あ」

「あ。こんにちは」


学食に向かうと、この前告白してきた先輩、中野先輩に会った。


「今日は弁当かや?」

「はい。中学入る前に学食あるの知らなくて料理勉強しちゃったから、たまにはお弁当なんです」

「何何!? お前三波さんの何!?」

「はぁ? ただの友達だけん!」

「ずりーぞ中野! 俺らのことも紹介しろっ」


友達を無視してニコッと笑う中野先輩。


「綾ちゃん、真面目じゃないんだってな? 後輩に聞いたけん」

「えっ? あはは……」


そういえば綾のクラス、サッカー部多かったな……。


「綾〜!!」

「あっ、じゃあ……失礼します」


中野先輩に頭を下げて、陽子の元へ走る。