「卒業おめでとう!」
「ありがとー!」
京の家で卒業パーティー。豪華な食事にみんなの笑顔。
「綾ちゃんもここに来て、3年になるがねぇ〜」
「えへっ。これからもお世話になりますっ」
「もちろんだがぁ〜」
京ママにいい子いい子されてると、京が溜め息をついた。
「京、楽しくないの?」
「ん? いや……直姉もいたらいいのにと思っちょった」
「ゲホェ! げほっ、ごほっ」
「律兄〜。汚〜い!」
「げほっ。イヤ……ごめん」
それだけ言うと、律兄は咳込みながらリビングを出ていった。
「変な律兄〜」
「ふふっ。京はホントに直が好きじゃけんねぇ……」
「心配せんでもすぐ会えるけん」
京ママが言うと、京パパも笑った。
「すぐって言うても、直姉の病院遠いが。てか親父、仕事は?」
「こうゆう日に有休取らなくてどぎゃんするか!」
京が眉を寄せ、京パパは威張ってみせた。その時。



