やばい……。まさか郁子が言ってるように、京……綾のこと嫌いになったのかも……。
綾の病気を知って、やっぱり重いと思ったのかな。
目が潤んでいくのが分かった。
まさか郁子に泣かされるなんて……。
「ちょっと郁子!! 何適当に言っちょるが!!」
そう叫んだのは陽子だった。
「何かや!? いきなり大声出して!」
「適当なこと言っちょって綾傷つけたら許さんが!」
「なっ! 適当じゃなか!!」
「じゃあ京に聞いちょー!? 聞いちょらんくせに!!」
「っ! 聞かんでもわかるけんっ。飽きたに決まっちょる!!」
「何を根拠に言っちょるが! 綾と京はねぇっ、あんたなんか入る隙間もないぐらいラブラブだけん!!」
「よっ、陽子! もういいよ!」
さすがに友達にラブラブとか言われると恥ずかしい……。おかげで涙は引っ込んだけど。
「よくないっ! 郁子っ。綾のこと傷つけて、ただじゃおかんけんっ!!」
な……なんてたくましいの……。
「な……によ……何よー! こんな奴のどこがいいが!!」
うわーん!!と郁子は泣き始めて、綾は茫然とする。
な……泣きたいのは綾だよ……。
「と…とにかくさ……ふたりとも喧嘩はやめよ?」
そう言った瞬間、郁子がギッと睨んできた。
こーわーいー!



