太陽がサンサンと降り注ぐ中、カバンを放り出して綾たちは川で遊んでいた。
ザリガニを捕まえたり川辺で寝転がったり、川原で花冠を作ったり。それぞれ楽しい時間を過ごす。
綾はというと、京とまったり。
「ほんとに大丈夫かやー?」
「さっきから何回同じこと聞いてんのー?」
「……もう夢見ちょらんか?」
「見てないよ〜」
自然に自然に……。京に心配かけちゃダメ。
「ならいいけん」
「京は心配しすぎだよ」
「彼女を心配して何が悪いんか」
「……へへっ」
「何かや」
やっぱり京に会えて良かった。こんなに幸せなこと、他にない。
「……綾、京を好きになってよかったよ」
「……俺もだけん」
蝉が鳴き、鳥が囁いた夏の夕暮れ。
京は綾に、曲がりない愛をくれたね。真っ直ぐにしか進まないその愛は、綾の心を掴んで離さなかったんだ。
綾が、発作を起こした時でさえ。



