「ほんとだあ〜!」
京が顔を少し赤らめて、綾を見ていた。
「いやぁ〜、京は意外と照れ屋だが〜」
「京の照れた顔は貴重なんだよ!!」
「だーっ。うるさいけん!!」
京はからかわれたのが恥ずかしかったらしく、さらに赤くなる。
「京〜、かわいい〜っ」
「アホかあ!!」
うきゃあーっ! 京、カーワーイー!!
「……ふたりって、もう付き合っちょーか?」
「「は?」」
律兄ってば、何でそう唐突なの!!
「……付き合っちょらん」
「は? まだ付き合っちょらんの?」
「関係なかろーが」
「……お前、綾のこと好きじゃないの?」
「律兄っ!」
慌てて律兄を叩くと、何?と言う顔で「ん?」と言われた。「ん?」じゃなくて! てか京と癖一緒だし!
「そういうことはぁ……」
「なん? 綾も恥ずかしがり屋なんかや? そんなんじゃダメだけ〜ん」
「も〜。律兄には関係ないでしょ!」
「何言っちょーかっ! 綾は俺の可愛い可愛い……」
「好きだけん」
…………。
「「ん?」」
今度は綾と律兄の声がハモる。
京の顔は、もう赤くなかった。真っ直ぐ、綾だけを見ていた。
「────っ」
今度は綾の番だった。途端に顔が熱くなる。



