君を、何度でも愛そう。


―――――――…


「京~」
「寒い、寒い、寒い」
「もっと部屋あっためて〜」
「筋肉痛だや~」


うるさい……。


冬休み。計画していたスケート大会を昨日開催したばかり。


こたつに潜り込んだり、毛布にくるまっているクラスメイトが、朝方の部屋の寒さに文句ばかり言う。


「あーもう! うるさいけん! 眠れんじゃろーが!」
 

上半身を起こすと、ストーブの前を陣取っている和也がケラケラと笑う。


「拗ねちょるなよ、京。律兄がモテモテだからって気にすることないけーん」


律兄は昨日女子に大人気で、綾はそれにふくれっ面でしばらく拗ねちょった。


……俺がいるのに……。


「……やべえな、俺……」


ボソッと呟き、俺はこんなにうるさい部屋で寝ている陸に関心しながら部屋を出て、階段を降りた。


男子は2階の和室。女子は1階の和室。

さすがにいつも一緒に寝ていた俺と綾も、別々に寝た。


……てか、普通に恥ずかしいことしちょったんじゃなと、今更気付く俺。



リビングに入る前に笑い声がして、家族が起きちょることが分かった。


「はよ……」

「あら早いわねー、京。まだ寝ちょってもいいんよ?」

「昨日は、ずいぶん疲れちょったな」


母さんと親父が朝食を食べてる最中で、俺はまだ寝ていたいと言うように肩をすくめた。