君を、何度でも愛そう。



「は!? どしたが!」

「嬉しくて……」


郁子は涙を拭って笑った。


「久々に一緒に帰らん?」

「……ん。カバン取ってくるけん」


郁子は笑顔だけど、やっぱりどこか寂しそうで、俺は素直に答えた。


「あいつと帰るんかや?」


校庭にカバンを取りに行くと、サッカーボールを追っていたはずの和也が足を止めて聞いてきた。


「うん」


カバンを肩に掛けると、和也はもの凄い勢いで目の前までかけ寄ってきて、「何で!?」と大声を出す。


何か、和也って……めんどくさい。そう思って、俺は何も答えずに郁子のもとへ戻った。


……何でって……大事な友達だけん。当たり前じゃろ。



俺は郁子と一緒に帰り道を歩いた。その間、郁子はずっと笑顔だった。