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「あっ、京! 久しぶり~!」
木々が紅葉をやめて落ち葉となり始めた頃。校庭の片隅に座っていると、声をかけられた。
「おー郁子! 久々っ」
振り向いた先にいたのは、4年の時同じクラスだった郁子。
「何しちょるん?」
「サッカー。疲れたけん休憩中っ! 久々だや。話すの」
「……そうだね。でもうちは京のこと見掛けちょったよ。……話し掛けれんかったけど」
郁子が寂しそうに笑い、俺は不思議に思って首を傾げる。
「なんでかや?」
「クラス違くなって、京のクラスみんな仲いいけん。その輪に入れなかったが」
「……俺にとって、郁子だって仲いい友達だけん。普通に話しかけて来ればいいが」
そう言った途端、郁子の目から涙がこぼれた。



