「似合う?」
綾の首元には、光を反射して様々な色に変化する、小さな石がたくさんついた付いたハートのネックレスが輝いていた。
「似合うけん」
「へー。京にしてはセンスいいな」
律兄が綾の首元を見ながら言う。
京にしてはだと? 失礼だけん……。
「可愛いよね! 大事にするね」
「……ん」
満面の笑顔を見せた綾に、俺は朝見た夢を思い出して、顔が熱くなった。
俺、最近おかしい。
綾を見ると胸が熱くなる。
何なんじゃろう。
俺はわけのわからない疑問を、綾が泊まっていた数日間、ずっと考えていた。
そのまま心に不思議な気持ちを浮かべながら、綾と過ごした夏休みが終わった。



