「綾……」
律兄の言う通り、綾も起きてしまったらしく、玄関から出てきた。
「わっ! まじでいるが!!」
「まじだ! 綾ー!」
「おはよー、綾!!」
綾は眠い目を擦こすっていたが、状況を理解して、何で!?とばかりに律兄の背中に突っ込む。
「げふっ!!」
「な? え……? 何で!?」
律兄は一瞬よろめいて、それから綾を軽々持ち上げると、俺たちを見下ろした。
「もういいかや? 京も中入りぃ。また京と遊んだってな」
そう微笑んで、綾と共にリビングに戻って行った律兄から、陸たちに視線を戻す。
「……じゃー。また今度」
陸たちに軽く手を挙げ、俺もリビングに向かおうとした時、和也が俺の肩を掴んだ。



