「きゃはは! 何その髪っ!」
「!?」
綾の声!? どこ!?
勢い良く立ち上がり綾の姿を探す俺に律兄が吹き出し、母さんも口に手をあてて笑っている。
「京ー。ここだよー」
声のする方を見ると、親父の後ろにから綾がひょこっと顔を出した。
「何で!?」
「京の髪、変! スズメの巣みたーい」
……さっき直しとくんじゃった。俺は髪を手ぐしでとかす。
「綾さっき来たの〜」
「さっきって、いつだけんっ」
今は昼1時。俺はすっかり混乱していた。
「11時過ぎぐらい?」
綾が母さんを見て言うと、母さんは頷く。
「綾ちゃんに、みんなを起こすの手伝ってもらったけん」
はい?
「ささかまは綾パパからのお土産だけん。ほれ、この前綾パパ日帰りで出張しちょったじゃろ」
何?
「綾ちゃん、起こしてくれてありがとう」
親父に頭を撫でられて、綾は照れくさそうに笑っちょる。



