「さっきの会話何かや!?」
他の男友達数人も聞いてくる中、陸は興味なさそうにボーッと前を見て歩いとる。
「……何かやって、何が?」
「だからっ、付き合っちょーか!? 綾と!」
「付き合っちょらんけん」
「さっきの会話は!?」
「泊まりの話」
……何だ?
「それで付き合っちょらん!?」
「だから、付き合っちょらんが」
さっきから何回言わせるけん……。
「じゃあ何で泊まるかや?」
「友達だから」
そんなわけあるかっ!と口々に言われ、俺は不満だった。
何がおかしいんじゃろ。
和也たちと別れた後、「京が綾と仲良いから、みんな悔しがっちょるけん」と陸が一言だけ口にして、帰っていった。
悔しい? 何で? ……全然分からん。



