次は、晴れた空の下で。

「医者になりたくて、毎日勉強してる。勉強場所はどこでも良かったけど」

先輩は雨が降っている窓の外を見つめる。



「なんか毎日花壇の世話をしている超真面目な園芸部員がいたから、一緒に頑張ろうかと思ってこの場所で勉強してた」



そう言って笑った先輩の顔は、全然真面目そうでもおとなしそうでもなくて。

初めて話した先輩は私が思っていた人とは全然違ったのに。

どんどん胸が高鳴っていく。



「早く梅雨が終わればいいのにな」



先輩はそう窓の外を見ながら呟いた。




「私も早く終わって欲しいです」




だって、梅雨が終わればまた先輩に会える。

やっと出来た先輩との繋がりを絶対に無駄にしない。

だから、早く晴れてよ。




そしたら、次は先輩と晴れた空を見ながら話せるから。




fin.