「そもそもなんで私たちなんですか。すでに死んでいる者ではなく、生きている人間にロウソクでもなんでも仕掛ければいい」


「永遠ちゃん、倫理!倫理!」



いつまで走ればいいのか。


走り続けて現状が変わるのか。



「永遠ちゃん?」



私は足を止めた。


うしろを振り返り
残り1本になったロウソクを見下ろす。



「羽生先輩、すこし下がっていてください」


「やだよ。永遠ちゃんと離れたくない」


「なら一蓮托生です」





炎の揺れる唯一のロウソクを

おもいきり蹴り飛ばした。




その瞬間

竹林に灯る光がすべて消えた。