‪‬♡NAH LAND♡



成生くんの言葉が脳裏をよぎる。


──ここの住人のことは誰も信じるな



「ベンタ、ずっとそばにいろよ、ベンタ」



まるで無垢なこどもを彷彿とさせた。


赤い衣装の布をギュッと握りしめ、目をキラキラさせながら、次元の狭間でうつろに夢を語るポピィ。


すべてを削ぎ落とした世界で、わたしの死すらその腕に収めたいとただ純粋に求める横顔は、またしてもこの胸を締めつける。


信じちゃだめなのに、怖いのに。


あまりにひたむきな執着に儚さすらおぼえてしまう、わたしは



「……ごめん、ポピィっ」



その場を立ち去った。


これ以上、夢物語を聞いてはいけない気がした。


追ってはこなかったけど、背中には悲しいくらい強い視線が突き刺さっていた。