‪‬♡NAH LAND♡



「はやく、呼べよ」

「……っ、なるせ、くん」

「もういっかい」

「成生くん」

「うん。なーに、ベンタ」



ようやく、うすくだけど、成生くんは笑ってくれた。


わたしから手をおろし、そのぶん距離をつめてくる。



「あ……ちかい、よ」

「舌、治ったんだろ?見せろよ」



強引にわたしの舌を確認した成生くんは「戻ってる。かわいい……」とよくわからないことをつぶやいた。



「やっぱおまえに名前呼ばれんの、いーな」

「そ、そう……?」

「うん。すげぇいい。かわいい。おれ以外呼んでほしくない」



な、なんちゅー糖度!!


やっぱり……ゲームがはじまってから、なんか変わった……よね?


お口は悪いしぶっきらぼうだけど、ベースには必ず甘さが含まれてるというか。


か、勘違いでなければ、全体的に愛しか感じない……。


トゲトゲな氷でコーティングしたハートマークをぶつけられてる感覚!ピャー!


つむじからつま先までムズムズした。



「あー!えと、話逸れたね!ごめんよ!な、成生くんは今日どうするの?わたしはのんびりお散歩でもしよーかなって思っててさぁ〜!」



ぎこちなさすぎる話の転換。


だってしょうがないじゃん。


わたしの知ってる成生くんは圧倒的塩対応!


こんなふうに甘々お砂糖モードなどあるわけがない!