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第2ゲームは明日行われることが告げられた。
どういうスケジュールなのかよくわからないけど、今日は自由に過ごしていいらしい。
わたしと成生くんはふたりでお屋敷を出た。
「ねぇ成生くん、今日は……」
「……」
「成生くん??」
「……」
「あの、きこえてますか?成生くーん」
わたしの呼びかけに、いっこうに返事をしてくれない成生くん。
ただこちらをじっと見つめながら、いつものアンニュイな表情を浮かべてるだけ。
「成生くん、成生くんてば」
学ランの袖を握ったとき、成生くんの指がわたしのくちびるをとらえた。
やさしく、やわらかく、輪郭をなぞられる。
「もういっかい」
「え?」
「もういっかい、呼んで」
「な、なにを」
「おれの名前、呼んで」
抑揚なんてないのに、それを強く求めているのだと、否応なしに伝えてくる声色。
どきどきと、鼓動が跳ねた。
「成生くん……」
「……」
「成生くん、成生くん」
「もっと」
「成生くん」
「まだたりない」
成生くんの親指がわたしの喉を這う。
声帯の震えをいちばん近くで感じようと意志を持つ親指。



