‪‬♡NAH LAND♡



閉じられる扉を見つめながら、落ちてきた静寂に自分の呼吸の音を聞く。



「……ベンタ」



成生くんは銃を放り投げ、すぐにわたしのそばへきた。



「すぐに駆けつけられなくてごめん。パーティーやらなんやらに連行されてなかなか抜けられなかった」



ベッドに膝を沈めたあと、わたしのことをふわりと抱きしめ、すぐにはなす。


その瞳は苦しげに揺れていた。



「事情を聞く前に、まずは手当だな……。ダリのやつはあてにならないし、モモにでも包帯と痛み止めをもらえるか頼んでくる」



すぐにでも駆け出しそうな成生くんの袖をつかんだ。


わたしはみずからスカートをめくり、膝を指さす。


撃たれたはずの傷から溢れていた血はすっかり止まり、じわじわと修復が進んでいた。


成生くんは目を見開き、そして、渋い色を浮かべる。



「修復してるから……平気だっていうのか?」



コクコクと、うなずく。



「なにが平気だよ。おまえが痛みを味わったことには変わりない。傷が治るならなにをしてもいいのか?おまえの尊厳はどこにあるんだよ」



ベッドに腰かけ、うなだれる成生くん。


わたしの傷を横目で一瞥すると、舌打ちをした。