プラチナ王子



「オイシー?」

「おいしー、です……」


今まで食べたどんなものよりも、最高に美味しいです。



その後も昴先輩はあたしに食べさせ続けようとしたけど、断固拒否して自分で食べた。


だけど胸がいっぱいで、チャーハンはあまり喉を通らなかった。


「トール、だいじょぶ?」

「大丈夫です! ほんとに!!」


食べてる間、昴先輩はずっと心配そうにあたしを見ていた。


「ならヨカッター」


ニコリと笑う昴先輩に、胸きゅんしまくりです!


「昴ー! 何してんのっ」


突然現れたのは、昴先輩にあーんってされてた女の人。


よく見ると朝に見掛けた、昴先輩に抱き付いていた人だった。


ギャルだっ! 隼人の女バージョンみたい!


「昴ずっと戻ってこないから超寂しいしまじへこんだんだからねー!?」

「んー? ごめんネ?」


今ものすごい早口で喋ってたけど、昴先輩、意味分かってんのかな……多分、分かってないな。


「ていうかー、この子誰なの~?」


ギャルの先輩は金色の巻き髪を手で払って、あたしを見下ろしてきた。