痛い痛い、恋をした。

この一粒の石よりも、自分らしいモノを見つける為に…そして、自分の置かれた無防備過ぎる隙間をしっかりと、埋め尽くすように。


戦闘態勢は、これからも続く。


たとえ、新しい未来がやって来ても、二度と同じ思いはするものか…。


そう言い聞かせ、私は前を向いた。
淡い風が、緩く肌を撫でていく。


保たない愛ならば、保てるように…もっと愛深く、想い濃く相手を包めるような自分になればいい。


結果、そんな風に…結論付けて、私はカツカツとヒールを鳴らして、雑踏の中へと溶け込んだ。


二度とあの人と逢わないように…。


Fin.