僕の泣き虫さん


 

うえーん

うえーん





「キヨ、どうしたの?」





キヨちゃんのおうちからものすごい声の泣き声が聞こえたイノリくんが


キヨちゃんのおうちに行くと


キヨちゃんは真っ赤な顔をして泣いていました。





イノリくんはキヨちゃんの頭をいいこ、いいこと撫でてあげました。





「イノリがいなかったの」





どうやらキヨちゃんは

イノリくんに会いたかったようです。





「僕はここにいるよ」






そう。


キヨちゃんは赤ちゃんのように

泣き虫さんなのです。









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