その頃僕達は生徒会室で零を待っていた。

「悪い。遅くなった。」

や〜っと、来たんだ。
文句言いまくってやろ‼︎

と口を開いた瞬間、口が閉じた。

だって

生徒会室に

ー女子が入ってきてたんだから。

なんで?それも零と一緒だし。

何か怪しいなぁ…

すると、蒼が鋭い口調で言った。

「おい。こいつ、誰ー?」

まぁ、そうなるよね。
だって僕も同じ気持ちだもん。

「…え、えっと」

その子が慌てていると、零が口を挟んだ。

「あぁ。こいつは、これから生徒会の一員となる、来栖莉華だー。」

…は?

こんなか弱そうな子が?

僕以外の2人も、驚いている様子だった。

零は、何を考えてるんだろう?

「…何で女子なの?ここは男子しかいないのに。」

思わず聞いた。

どうせ教えてくれないだろうけど。

「…俺も同感だ。何故女なんだ…?」

「これまで男ばっかだったのに、いきなり…?」

やっぱり2人もそう思ってたようで、