無理やり結婚を迫られていたら、助けてくれたのは最愛の元カレでした



「杞憂に…、なりますね。もうすっごく、嬉しいので…っ」

目尻に涙が溜まり、それを先輩が親指で拭う。

「良かった。これを付けるのはまだ先になるだろうが、受け取るだけ受け取ってくれ。

風花がこれを付けて良いと思えたときに付けてくれたらいい。

俺は、いつまででも待つから」

私の手に小さいほうの指輪を乗せた先輩は優しく微笑む。

「はい…っ、ありがとうございますっ」

先輩はいつだって私の気持ちを最優先にしてくれる。

それがどうしようもなく嬉しい。

「風花、愛してる」

「私も、愛してます」

ここで私たちは、少し早めの誓いのキスをした。