同窓会に行ったら、知らない人がとなりに座っていました

「パティシエの格好ですよ。
 あと、プロポーズするのは、私の方でしたよ、確か」

「そうか。
 ところで、こうして、お前に、どうやってプロポーズしようかと語っているだけで。

 すでにプロポーズしていることにならないか?」

「……気のせいですよ」

 そう言ったあとで、めぐるはちょっと笑ってみせた。

「……そうか、気のせいか」

 そんな話をしながら、二人は、のちに二人の新居が建つ川沿いの土地から歩いて帰った。