季節は巡り、翠さんたちは高等部を卒業し、私と橙華、綴は三年生になった。
『新生徒会、会長、朝比奈綴』
「……」
『新生徒会副会長、九条蓬』
「はい」
『新生徒会書記、九条橙華』
「はい」
翠さんと冬月さんは内部進学で大学部へ。
高等部の生徒会は、私たちに任された。
綴が会長、私が副会長、橙華が私と綴の推薦により書記に。
『第88回、聖フェリシテ学園高等部生徒会のメンバーに拍手を!』
拍手と共に、男女の歓声が巻き起こった。
綴は元より人気だし、橙華も最近は学園内でモテモテだし。
『新生徒会会長から一言』
マイクを任された綴が無表情のまま言った。
『聖フェリシテ学園の生徒として、恥のないように』
本当に一言だった。
なんでこんな人が生徒会長なんだ。私が苦労するだけだろう。
しかも前生徒会長の翠さんも冬月さんに苦労させていたみたいだし、生徒会長は厄介な人が就く役職か?



