「僕の、彼女になってください。」

彼女…?

何、言ってるの?

夢…?

「…嘘、だよね?冗談、でしょ?」

「本気。莉亜が好きだよ。同じクラスになった時から、莉亜のこと、好きだった。」

本当…?

私の事好き?

他の女の子よりも?

「〜っ…ちょっと、考えさせて。」

うん、と言おうとしたところで、心の中のワタシに止められた。

…っ何で⁉︎
何で止めるの…?

(心のワタシ):だって、数えられるほどしか会ってない人。本当にワタシを愛してくれるかわからない。

…そう、だけど。

(心のワタシ):1度、考えてみて。ワタシ。

うん。わかった。

「わかった。考えておいてね。」

「…うん。」

そう言って、海斗は帰っていってしまった。


わかんない。

わかんないよ。

この気持ちが何なのか。


海斗といると

ドキドキして、

目が合わせられない。

苦しい。

モヤモヤする。


これが恋なのかな…。