キスしてよ、罠でもいいから



だから先生も生徒会長の陽向くんに解決を求めてるんだろう。陽向くんはすごく優秀だし。


「だから早急に解決しなければいけない問題。で、俺がまとめた企画書なんだけど」


ちら、と陽向くんの視線が私を捉えた。


?どうかしたのかな?



「えっと、小郷さんに渡したはずなんだけど……」


「え、あ……」



フラッシュバックする記憶。


そそそそうだ!

私昨日、コンビニに行ったのは陽向くんの作成してくれた書類をコピー、するためだった。

その作成してくれた書類は大事な企画書らしいということしか聞いてなかったけど、今日の会議で使うと言われていたからコピーしておこうとコンビニに行ったんだよね。

それで、朔夜くんに会って……。


……どうしたんだっけ。


ダラダラと出る冷や汗。
ひきつる口元。



「ひ、陽向くんごめんなさい。おうちに忘れちゃった、かもです」