ああ、なるほど。そこで和解できたんだね。
心の中になにか暖かいものが広がっていく。
「はい、じゃあ会長。邪魔者は退散しましょー」
「なっ、俺は諦めないって、」
「はいはい、話ききますから」
書記のなつきちゃんが陽向くんをグイグイ押しながら出ていって扉がばたんと閉まった。
2人きりになるとなんとなーく気まずい空気が流れてしまう。
「ねえ、みほ」
「……はい、」
「なんか俺にゆーことない、」
「……すき、です」
驚いた顔を浮かべて、でも3秒後に顔を綻ばせた朔夜くん。
「うん。知ってた」
「え!?いつから!?」
「んー、みほちゃんに企画書渡した時。すっごく傷ついた顔してたから。誰でも分かるって」
かああ、と音が聞こえるくらい顔が熱くなる。
うう、やっぱり女子慣れしてる朔夜くんに隠し事は効かないなぁ。
「……ねえ、みほ」
「なに?」
「俺も好きだよ」



