「うっさ」と口をとがらせているけど、2人のあいだに前みたいな険悪な雰囲気はない。
なんでか分からないけどちょっと仲良くなってる……?
「それでさ、みほちゃん」
「っ、はい」
「二度とこんなことしないでね。ほんとに心配になるから」
ぎゅーっと強く抱きしめられて心臓が大きく跳ねた。
「うん、でも朔夜くんもしないでね」
「……たぶん?」
「多分じゃやだ!」
どことなく支線が絡み合って、わたしと陽向くんの影が重なりかけた時。
「……一応俺達もいること忘れないでね」
陽向くんが冷ややかな目で言った。
急に恥ずかしくなった私は朔夜くんの胸を押してつき飛ばそうとしたけどビクともせず。
「ばーか。お前がいるからするんだよ」
「……へぇ、言っとくけど俺諦めないからね?」
「……ちっ、」
なにやら2人がまた険悪なムードになってるけど、話してる内容が分からないから一人でにこにこしているしかなくなってしまう。
「あの、どうして2人ともそんなに仲良くなってるの?」
「……あー、陽向が俺のとこ来たんだよ。みほがいないって」



