「はぁ!?おまえふざけてんの!?」


うん、やっぱり平和に乗り切るのは無理だったみたい。

どんどん私の作り笑顔が恐怖で引きつっていく。


「ったくよー、とんだ無駄足だったわ。だったらさー、副会長さんセキニンとってよ」


「え……?」


「ほら、カラダでいいって言ってんだよ?俺たち優しーから」


どく、と怖さで心臓が脈打つ。

いや、でもわたしの身体を差し出せば朔夜くんが助かるなら。
こうなったのも私の属する生徒会のせい、だし。


ある意味''セキニン''というのも正しいのかもしれない。


「わかり……、ました」


なんだかもう、どうにでもなれという気持ちで言った。

「ヒュ〜!じゃあホテル行こっか!」

「……はい、」


男4人に帰って囲まれて、為す術なく手を取られて歩かされる。


自分の身体を遠くから見つめているような感覚。