なんの話をされているのか全く分からなかったけど、どんなものよりも儚げに笑った朔夜くん。
見ているこっちが消えてしまいそうになる悲しすぎる笑い方。
そこまで言われて気づいた。
わたし、私は朔夜くんのことが好きなんだ。
企画書を返されて悲しくなったのも。
心臓が痛いほどに暴れるのも。
朔夜くんが、好きだから。
「もう俺に関わんな」
自覚した瞬間に終わった恋。
最後にちゅ、と軽いキスが落とされて。
「黒は、ずっと黒にしかなれないんだよ」
そう吐き捨てるように朔夜くんは言って、どこかへ行ってしまった。
.☆.。.:*・°
そのあとはあんまり覚えておらず、放課後になり生徒会のみんなで会議をする時間。
「みほ、大丈夫だった!?突然のことだったから俺なにもできなくて……」
「うん、大丈夫だよ」
ああ、声が掠れちゃってるなぁって自分でわかった。
よっぽど恋してスピード失恋が応えているらしい。
だけど陽向くんはじめ生徒会のみんなは気づかないふりをしてくれてる。



