「あはは、いじめてごめんね。くち、あけて」
視界の端にある真っ黒な瞳。
今だけ、この熱に溶かされて痛いと思って口を開く。
何回か軽めのキスをしたあと、侵入してきた朔夜くんの熱。
濡れた感触に顔を離しそうになったけど、彼の手がそれを許してくれなかった。
沸騰しちゃうんじゃないかってくらい、熱が身体中で暴れてる。
溶けるような気分でいると、唐突に服の中にするりと手が入ってきた。
味わったことのない感覚が怖くて少しだけ身体が震えてしまう。
おそるおそる顔を上げると、そこには綺麗な朔夜くんの顔。
こっちを観察してくるように深く深く目が合って、
「……やーめた」
「え?」
「みほちゃん、お話ししよっか」
ごろんと横になった朔夜くん。
あまりの変わりように目を白黒させることしかできない。
ええ、お話!?この流れで……?
さっきまで上にいたのに急に隣で寝転ばれると変な感じがする。



