side陽向
俺は、高梨財閥の跡取り。
もちろん分かっているその立場。
憎くて狭くて生きづらい。どうしようもない場所。
あの日、体験入学の日まで、みほがいなかったのが信じられないくらい、今の俺はみほがいるから生きている。
可愛いし、優しいし。一目惚れだった。
だからみほにはほかのやつに比べてすっごく優しくしてる。
だからこそ、怖い。
あいつ、俺の双子の弟、朔夜に壊されてしまうんじゃないか、って。
でももしそんなときが来たら、
俺は多分、朔夜を殺してしまうだろう。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…