なんで可愛いって言ってくれるんだろう……やっぱり如月くんは、変わっているのかもしれない。

だけど、低体温な熱が心地よくて仕方がない。

今ぐらい、甘えたっていいかな。


「……ねぇ、真面目ちゃんはおサボりしたい?授業受けたい?」

「本当はサボりたいけど……授業受けてアイツよりもっと頭良くなってやりたいかな」

「ふふっ、さすが真面目ちゃん。じゃあそうしよっか」


どうにか出席を取るまでに間に合って、教室に戻ることができた。


ただ……私と如月くんが一緒に戻ってきたものだから、クラス中、私たちのことで話は持ちきりになってしまったけれど。


如月くんって、本当に不思議だ。