…っ、皆どうしたんだろう。
授業中もずっと、上の空だった。
「…の」

「…しの」

何?
「…ほしの」
わ、たし?

「星野‼︎□ページまで読めと言ってるじゃないか‼︎聞こえないのか‼︎」

「は、はい…っ‼︎す、すみません‼︎」

クスクス…
周りの人達の笑い声が聞こえた。

〜っ‼︎
もう、嫌‼︎
そんなに嫌いならー

出てってやる‼︎

よし!もう決めたっ‼︎
ぜーったい、やってやるんだからっ‼︎

〜放課後〜
ファ⚪︎マに寄って、
「うえぇ…、お金、こんだけかぁ。800円…。」

パンとおにぎりを買って。
公園に向かった。

「ん〜‼︎おいし!久しぶりのファ⚪︎マだぁ〜‼︎悪くないかも‼︎」

食べた後、
「…ん、何かねむっ。寝よ〜っ。」
私は、公園のベンチに寝っ転がった。

「zzz…」

むこうから声がした。
男A:『…ん?何か公園に誰かいねぇ?』
だ、れ?
男B:『ちょっと見てみようぜ‼︎』
く、るな。

男B:『学生じゃん。何でこんなとこで寝てんだよw家ねぇのかよ。』
ちげぇし。
男A:『ん〜っ?でもよく見たら、結構可愛くね?』
…‼︎
キモっ‼︎
男A:『何か寝てるみたいだし…、なぁ?』
…は?
男B:『…w』
何する気⁉︎

男の人の手が、私のスカートにスルッと入ってきた。

ー‼︎
や、めて。
いつもみたいにヤりたいけど、2人なんて私なんかじゃ敵わない‼︎
ーっ‼︎助けて‼︎

覚悟を決めて私は起き上がった。
「や、めろ‼︎さわ、るな‼︎」

男B:「うわっ‼︎こいつ起きてたのかよw」
キモ。
男A:「そのまま大人しくしてればよかったのによぉ‼︎チッ。」
お前らの好きにさせるかよ。

男A:「まぁいいや。弱そうだし、連れて帰って…ひひっw」
…い、や‼︎
男B:「お前…w」

私は、バッグから護身用のスタンガンを取り出した。
「こ、これ以上近づいたら、⚪︎す‼︎」
スタンガンがバチバチと音をたてる。

男A:「…は?よわw俺らはぁ、コレ、持ってんだよ?分かってる?」
手に握られていたのは、私のスマホだった。
お兄ちゃん達との唯一の連絡手段。

「か、返せ‼︎」

男A:「や〜だね‼︎大人しく俺らの言うこと聞いたら返してやるよ。」

「な、何だ。」

男A:「大人しく俺らの車に乗ったら返してやるよ。」

「は?」
…それって誘拐じゃない?

「…っ、クソっ‼︎」
もう、やるしかない!
蹴りを入れて倒れた時に逃げるしかー

スッ

か、かわされたー
じゃあ、殴るしかもう手がー

パシッ

ダメ、だ。
受け止められ、た。

もう、諦めよう。
お兄ちゃん達も私の事嫌ってるみたいだし、このままー

消えようかな。

ガクッ

私はその場で失神した。

男B:『ようやく大人しくなったかwしぶとかったなぁ。』
男A:『まぁ、いいじゃん。大人しくなってくれたんだから。さてと、連れて行きますか〜‼︎』

私は男達に抱き抱えられた。
そして、車に乗せられた。

さようなら。
皆ー。

?:「っ、莉梨‼︎」
⁇:「させるか!」
⁇?:「お前らふざけんじゃねぇよ!」
⁇⁇:「絶対許さないからな!⚪︎ね‼︎」
⁇⁇?:「莉梨を、お前らなんかに渡さない‼︎」

だ、れ?
誰か、私を助けにきてくれたの…?

ボコッ‼︎
ドスッ‼︎
ドゴォッ‼︎

男A:「ぐ、はっ…‼︎」
男B:「…ぐ、っ‼︎に、逃げる、ぞ!」


?:「莉梨‼︎大丈夫か⁉︎」
⁇:「大丈夫だよ、?。失神してるだけみたいだ。」
⁇?:「良かった…」
⁇⁇:「う、うぅっ…」
⁇⁇?:「何で泣いてるの?⁇⁇。」

⁇⁇:「だ、だって…。グスっ…。」


「「「「「さぁ、帰ろう。莉梨。」」」」