家に帰ってからも、なかなか落ち着かなくて、眠れなかった。
「〜っ。だめだ、やっぱり分かんないよ。」
コップ一杯のお水を飲んで、私は眠りについた。

〜次の日の放課後〜
「失礼します…。」
…恐る恐る部屋に入ると、紫音くんが笑顔で出迎えてくれた。

「あ、莉梨、来てくれたんだね‼︎ありがとう。」

青空くんが言った。
「もう、莉梨さーっ…、敬語使うのやめてよねっ。バナナにすんぞ。」

しばらくして、橙李くんが来た。
「莉梨、兄ちゃん、ごめん‼︎遅れてもうた。」

「全然大丈夫だよ‼︎それより、黄月、桃夜、赤兎は?」

「あー、もうすぐ来るらしいよー。」

しばらくして、
「「「莉梨、兄ちゃん、ごめんなさい!遅れました‼︎」」」

「うん。皆揃ったね!…で、莉梨、もう1つ、言わないといけない事があるんだ。実はー」
ごくり…。

「「「「「「僕/俺達、すとぷりなんっです‼︎」」」」」」

「へぇー‼︎すごいね‼︎すとp…って、ええええええええっ⁉︎」
私は、あまりの驚きに、思わず叫んでしまった。

「じゃ、じゃあ…、橙李くんは…?」

「ジェルやで!」

「紫音くんは…?」

「ななもりだよ!」

「桃夜くんは…?」

「さとみだ!」

「青空くんは…?」

「ころん‼︎」

「黄月くんは…?」

「るぅとです‼︎」

「赤兎くんは…?」

「莉犬だよ〜‼︎」
…えええ⁉︎

ま、じ…ですか?
今、目の前に、推しがっ…‼︎

「…き」

「「「「「「き?」」」」」」

「好き…っ。」

「「「「「「す、き…?何が…?」」」」」」

「…何って…あ、っ‼︎」
あわわっ‼︎私は何を言って…っ‼︎

「りーり?」
…っ、

「私っ…大好き、何です///“すとぷり”が…。」

「「「「「「…っ///、もしかして、莉梨って、僕/俺達のファンなの?」」」」」」

「…っ///は、はいっ、。」

「「「「「「嬉しいな‼︎ありがとう!でも、これからはー、“お兄ちゃん”って、呼んでほしいな‼︎」」」」」」

「…っ///おにい、ちゃんっ。これから、宜しくおn…ね‼︎」

「「「「「「宜しく‼︎“妹”」」」」」」

「はぃ…、じゃなくて、うん‼︎」

莉犬:「どうしたの?莉梨。顔、真っ赤だよ〜?…っ、もしかして、熱でもあるの⁉︎」

「…いや、元気だよっ‼︎」
〜っ‼︎
まだ、慣れないなぁ。

「…‼︎」
突然、お兄ちゃん達の視線を感じた。

「「「「「「ジーッ…。(可愛い…。天使だ、。…莉梨は必ず、僕/俺の彼女にします/するから。覚悟しておいてね、莉梨。)」」」」」」」

「あのっ…おにい、ちゃん?」

「「「「「「…えっ、あぁ、ごめん。つい…‼︎」」」」」」
「う、うん…。(どうしたんだろう…?)」

ななもり:「あ、俺達の家に住むのか、莉梨の家に僕達が住むのと、どっちがいい?」

…え〜。
「私は…、これまで通り自分の家で暮らしたい、かな。」

るぅと:「じゃあ、今日中に引越しの準備しますね‼︎もう莉梨のお母さん達には話してありますし‼︎」

「わ、分かった‼︎」

莉犬:「じゃ、莉梨、また明日ね〜‼︎」

るぅと:「また明日お願いします〜‼︎」

ころん:「明日バナナ用意しといてよ〜‼︎」

ジェル:「また明日な‼︎あ、配信見といてや。(ヒソヒソ)ついでにチャンネル登録もしといて‼︎」

ななもり:「莉梨、明日も色々決めるからね‼︎」

さとみ:「莉梨、今度俺とゲームしよ‼︎また明日な‼︎」

「うん‼︎また明日ね‼︎お兄ちゃん‼︎」