〜結婚式〜

新郎と新婦が幸せそうに目を細めて笑い合っていた。

あの2人は、もう

兄弟じゃないんだ。

ころん:「…莉梨、すっごく綺麗だね…。」

ななもり:「うん。もう、これからは2人の人生…か。」

るぅと:「2人とも、とっても幸せそうですね。」

ジェル:「そうやな。…なんか俺も嬉しいわ。」

そして、さと兄。

さとみ:「おめでとう。莉犬、莉梨。」

さと兄は、本当は今日、病院を離れてはいけなかった。

でも、さと兄が、


どうしても。

妹の結婚式に出たい。

と、

お医者さんに頼み込んで、お許しをもらったみたい。

さと兄、本当に本当にごめんなさい。

そしてー


ありがとう。

るぅ兄、なな兄、ジェル兄、さと兄。

愛してます。

私の自慢のお兄ちゃん達です。


そして、莉犬兄。

これから、たくさんたくさん迷惑をかけるかもしれないけど、

宜しくお願いします。

神父が言った。

「永遠の愛を誓いますか?」

答えは2人とも同じだ。

莉犬:「はい。誓います。」

「では、お2人、誓いのキスをー」


そして、莉犬は私の



にキスをした。



ーこれからは、私達の人生なんだ。

莉犬、大好きだよ。

ずっとずっと。

永遠に。

愛してます。

ーどうか、いつまでも、この幸せが

続きますように。