〜次の日の朝〜
「ん〜っ‼︎昨日は疲れたなぁ…って‼︎さと兄⁉︎何で⁉︎」

起きると、何故かさと兄が私の隣でで寝ていた。

さとみ:「zzz」

〜っ
私、ずっとさと兄と隣で寝てたって事!?

ーはっずかし…

とりあえず起こさないように布団から出よう…

ぐいっ

出ようとしたところで、誰かに服を引っ張られ、そのまま仰向けにベッドに倒れてしまった。

ドンッ(床ドン)

「ったた…っ⁉︎さと、にい…?」

ち、近い⁉︎
いつのまにか床ドンされてるんですけど⁉︎
さと兄が私に覆い被さってるっ⁉︎
それも、手首を押さえられてて動けないっ…‼︎

さとみ:「逃がさないよ?」
⁉︎⁉︎

な、何する気⁉︎

さとみ:「ん〜、そうだな〜っ…今日はキスしてあげるよ。」

「や、やだっ…さと、にい…やめてっ‼︎」
必死に抵抗‼︎

あ、朝から、き、

キス

だなんてっ‼︎
冗談じゃないっ‼︎

でもー、
お兄ちゃん達の力が強いから、抵抗できない‼︎

〜っ‼︎

さとみ:「そんなにキスして欲しいのか?」

「ち、っちが…‼︎」
ちがう。

「…やだっ…さと兄、やめて。お願いっ‼︎」

さとみ:「どうしようかな…反応可愛すぎるんだよな、莉梨って。」

やだっ…!
やめてっ。

さと兄はそんな事しないよっ‼︎

「だ、ダメ…っ…。」

さとみ:「ダメって言われると、やりたくなるのが普通でしょ?」

…っ‼︎

さと兄は、私の手首にキスを落とした。


「〜っ‼︎やめて…!」

はっ、恥ずかしい…‼︎

さとみ:「…分かった。やめてやるよ。でも、次はこんなもんじゃないから。」



…ガチャ
ばたん

「…もう、やめて〜っ‼︎」

私は、部屋の中で発狂した。


* * * * * * * * * * * * * *

莉犬:「りーり?入るよ〜?」

「⁉︎」

莉犬:「へへっ…おはよ〜。」

「な、何しに来たのっ…?莉犬兄…。」

そろ〜っ(後ろに下がる)

莉犬:「え〜?そんな怖い顔しないでね?」

…‼︎絶対なんかあるじゃん!
逃げなきゃっ‼︎

「…何も用がないなら、下、降りるから。じゃ…。」
扉に手をかけたその時ー。

ぎゅっ(後ろからハグ)

「莉犬、兄っ⁉︎ちょ、」

莉犬:「言ったじゃん。俺の事、恋愛対象として見てって。まだ、分かんないの?」

「そ、そんな事…‼︎」

モゴッ(口に手を当てる)

莉犬:「…その唇、塞いであげよっか?」

「〜〜⁉︎」

「ちょ、もう、行くからっ‼︎」
強引に離れようとしたけど、莉犬兄は離してくれなかった。

莉犬:「どこ、行くの?お姫様。莉梨は俺のモノだよ?そんなに逃げるならっー」

トスッ(お姫様抱っこ)

〜⁉︎

ばたばたばた‼︎
「ちょ、やめて…降ろし…」

くいっ(顎クイ)
…え?何して…、

莉犬兄は私の頬にキスをした。

「…っ!」

莉犬:「本当に悪い子。大人しくしてないとキスしちゃうよ?」

ーー‼︎

「莉犬兄っ‼︎お、お兄ちゃんが、妹に、そんな事していいの…⁉︎」

莉犬:「…(ニヤッ)だってー」

俺は、莉梨の事が好きだから。


「〜っ⁉︎」

不意打ち‼︎
もう、ダメだぁ。

クラッ(失神)
パタ…

莉犬:「っ⁉︎莉梨?もう、失神してるの?可愛いな〜っ。じゃ、も〜1回だけ、いいよね?莉梨?」

…という危険な言葉は聞こえたけど、
莉犬兄が私に何をしたのかは覚えていない。

莉犬:「じゃ、行こっか。今日はこれだけじゃないからね?」

その後、私はどこかに連れてかれた。
気がついたら、ベッドで寝ていた。

「…ん?莉犬兄、行ったのかな?よか…」

莉犬:「す〜、す〜zzz」

隣で莉犬兄が寝てるんですけど⁉︎
それに手、繋がれてるし…。


ん………⁇


…って、ここ、莉犬兄の部屋じゃん⁉︎
何で⁉︎

莉犬:「…ん、やっと、起きた?」

「ひっ…」

莉犬:「な〜に怖がってるの?」

ぎゅっ(後ろからハグ)

〜っ⁉︎またっ…‼︎

莉犬:「好きだよ、莉梨。大好き。一生大好きだよ。」

「〜っ⁉︎…どういう意味…っ⁇」

やば、頭、バグってきたかも…‼︎

「意味?…そのままの意味。兄弟としてじゃないよ、って事。兄ちゃん達の、誰よりも好きだよ。」

「ふぇぇっ⁉︎」

〜っ
恥ずかしい…。

パッ

莉犬兄が手を離した。

〜っ‼︎

ダッ‼︎
に、逃げろっ‼︎

莉犬:「あっ、莉梨〜っ。くっそ‼︎」

脱出成功‼︎

* * * * * * * * * * * * * *

ジェル:「あ、莉梨‼︎カラオケ行かへん?2人だけで(小声)」

「え…、いい、けど。」

〜カラオケ〜

「じゃ、ジェル兄、何食べる?」

ジェル:「ん〜?俺はー」

莉梨かな

「⁉︎な、何言ってるの⁉︎」

ジェル:「だから、莉梨が欲しいって言うとるやん。な?」

ばたんっ(床ドン)

私は、カラオケの個室のソファーに押し倒された。

ジェル:「莉梨、俺の事、好き?」

「ー‼︎」

「そんなっ…す、きだなんて…。」

ジェル:「嫌いなん?」

「…いや、ちがっ…。」

ジェル:「じゃ、好き?」

「うん‼︎…ぁっ‼︎」

ジェル:「ふ〜ん?」

〜っ
じぇ、ジェル兄っ‼︎

ジェル:「莉梨、俺は、莉梨が食べたいな。」

「…え?」

〜っ⁉︎

カプッ(首元を噛む)

すぐにジェル兄の歯形がついた。

「〜っ‼︎ジェル兄、なに、やって…」

ジェル:「印。俺のって事。…でも、ちょっと血が出てしもうた。」

ペロッ(血を舐める)

〜‼︎
「…ひ、っ‼︎や、やだっ。ジェル兄‼︎」

ジェル:「これでOK。じゃ、食べ物頼も‼︎」

「…う、うん。」

ジェル兄と過ごしたこの時間は、ドキドキして、とろけるくらいに甘かった。

* * * * * * * * * * * * * *

〜家〜

「はぁ、ただいま〜っ。」

ななもり:「あ、莉梨‼︎ちょっと来てくれる?荷物運ぶの、手伝ってほしくて。」

「…ん?あぁ。い、いいよ!」

〜駐車場〜

「で、なな兄どれっ…」

ドンッ(壁ドン)

⁉︎

「なな兄っ‼︎ここ、外っ…」

ななもり:「大丈夫。ここは誰も来ないから。荷物は、ウソ。ごめんね。」

なな兄が私の手の甲にキスした。

「…っ、ぅ。」
…⁉︎

き、きっ、キスっ⁉︎

ななもり:「莉梨、好きだよ。だからー」

逃げないで。

「い、いやっ…。」

ななもり:「俺の言う事聞いたら、離してあげるよ?」

「…やだ、。」

ななもり:「へぇ…。」

スッ(頬に手を当てる)

〜‼︎
なな兄の息が、私の耳にかかった。

ななもり:「俺は莉梨のこと、愛してるよ。好き、だから。ちゃんと、見てね?」

「〜っ‼︎」

タタッ
今だっ‼︎
逃げろぉ‼︎

ぎゅっ(後ろからハグ)

‼︎

ななもり:「逃げるの?」

「…やだ、離してっ。」

ななもり:「じゃあ、あの檻に入ってもらおうかな。」

…え?

ガチャン
ガチャン

私の手と足は、鎖に繋がれた。首輪まではめられて、まるで、飼われているみたい。

ななもり:「莉梨は、誰にも渡さない。だから、ここにいて。俺がお世話してあげるよ。」

「やだ、外してっ‼︎」

ななもり:「無理だよ、その鎖は固いから。この鍵がないと開かないよ?」

…‼︎

ななもり:「鍵が欲しかったら、俺をドキドキさせてみて?」
ドキドキ…か。

「いいよ、分かった。」

「なな兄…」

ドンッ(床ドン)
ガシャァン‼︎

ななもり:「っ、莉梨?」

「なな兄、私…っ‼︎」

ななもり:「…えっ?」
…‼︎
っ。

ぎゅっ(ハグ)

ななもり:「〜っり、りり…。」


「…今、ちょっとドキってしたでしょ。」

ななもり:「うん、いいよ。鍵をあげる。」

ガチャガチャ
ガシャン‼︎

と、取れた…
に、逃げろっ‼︎

ななもり:「あ、莉梨…。ま、いっか。」

* * * * * * * * * * * * * *

「ハァ、ハァ…タヒぬとこだった…。」

ころん:「あ、莉梨〜!」

「…は、はいはい!」

ころん:「これ、どうやってやるの?」

「えっと、これは〜、こうするの!」

ころん:「莉梨、ありがとう!」

ころ兄が私のおでこにキスをした。

…っえ?

ころん:「好きだよ。莉梨。僕の事、男としてみてね?(小声)」

…ガチャ
ばたん

「d¥&*ifoxkjvjfo⁉︎」

やば、ダメだ。

* * * * * * * * * * * * * *

るぅと:「っ、りり〜っ‼︎今日のご飯一緒に作りましょう‼︎」

「あ、うん、っ。」

「今日何にす…」

るぅと:「りーり。お仕置きタイムだよ?」

ドンッ(床ドン)

「…きゃっ‼︎」

るぅと:「もう。静かにしないと、キスしますよ?」

「むぅっ。や、やめてよっ。」

るぅと:「…分かりました。」

カプッ(手首を噛む)
〜っ‼︎

「…っいたいよ、。や、だっ。」
すーっと血が流れた。

「…あ。」

るぅと:「あぁ、すみません。血、出ちゃいましたね。」

ペロペロッ(血を舐める)

「〜っ‼︎」

るぅと:「じゃ、ご飯作りましょう?」

「…ぅん。」

きっと今私は、真っ赤な顔をしてる。
るぅ兄…どうしたの?

何か、吸血鬼みたい。

皆、どうしたのー⁇