「イ、イース…?」
なんだか怖くなってイースの服を掴む。
すぐにでも大鳳会長を殺してしまうのではないか。
そんな物騒な想像が脳裏を過ぎった。
するとイースはすぐに私の方へ振り返る。
その顔はニコニコとしていた。
「なーに?」
「え、いや、その」
「なんだよ用件ナシ?やっぱりキモイな~。ガッカリだ。せっかくボクのこと呼んでくれたと思ったのに」
軽い動きで私の頬をペシペシと叩いてくる。
ムカつく、のに、なんだか頼もしさを感じている自分が悔しい。
今だって絶対に私の視界に大鳳会長を入れないよう見える角度を塞いでくる。
なんなの、なんなのこいつ。
「まァ、起きてしまったことは仕方ないね。切り替えよ。ピエロちゃん、日下部クン、これからどうすんの?」
イースが横目で若松先輩を見た。



