(どうしよう。煉魁様を好きになってしまった事実を知ってしまったら、激怒して血の契約を無理やり発動させるかもしれない)
必死で考えを巡らす。煉魁を守ることは澄八ないし祓魔一族を裏切ることだ。けれど、琴禰にはもう、煉魁に危害を加えるようなことはしたくない。
仮に琴禰が力を暴発させて煉魁を襲ったとしても、煉魁の力の方が強いので倒すことはできないことは分かっているが、それでも煉魁を攻撃するなんてことは絶対にしたくない。
祓魔一族を取るか、煉魁を取るか。
琴禰の中で、もう答えは決まっていた。
「うん、だからお前はさっさと帰れ」
煉魁はまるで犬でも追い払うかのように、シッシッと手を払った。
なぜか分からないけれど煉魁は、澄八を嫌っているらしい。
「そうしたいところなのですが、まだ完全には力が戻っていないので、もうしばらく厄介になるかと思います。良いですよね、琴禰」
同意を求められた琴禰は、目が泳ぎながらも静かに頷いた。
(澄八さんを騙さなければ)
必死で考えを巡らす。煉魁を守ることは澄八ないし祓魔一族を裏切ることだ。けれど、琴禰にはもう、煉魁に危害を加えるようなことはしたくない。
仮に琴禰が力を暴発させて煉魁を襲ったとしても、煉魁の力の方が強いので倒すことはできないことは分かっているが、それでも煉魁を攻撃するなんてことは絶対にしたくない。
祓魔一族を取るか、煉魁を取るか。
琴禰の中で、もう答えは決まっていた。
「うん、だからお前はさっさと帰れ」
煉魁はまるで犬でも追い払うかのように、シッシッと手を払った。
なぜか分からないけれど煉魁は、澄八を嫌っているらしい。
「そうしたいところなのですが、まだ完全には力が戻っていないので、もうしばらく厄介になるかと思います。良いですよね、琴禰」
同意を求められた琴禰は、目が泳ぎながらも静かに頷いた。
(澄八さんを騙さなければ)



