「役立たず」と死の森に追放された私、最強竜騎士に拾われる~溺愛されて聖女の力が開花しました~

(……俺は彼女をどうしたいんだ)

 誰かをともなってパーティーに参加せねばならないと知った時、相手はエレオノールしか考えられなかった。

 着飾った姿を見たいと思ったのは、そしてそんな彼女の隣を独占したいと感じたのは、果たしてどういう感情からくる欲だったのか。

 ジークハルトは首を左右に軽く振ると、シュルーシュカの余計な言葉を思い出さないようにしながら歩き出した。



◇ ◇ ◇



 およそひと月後、エレオノールはジークハルトとともにリヨン王国に向かった。

 ついにパーティーの夜を迎えるも、エレオノールの表情は硬い。

「先ほどから落ち着かないな」