トイレから出て、言いにくそうに怜士さんに告げる。


「あの……私、生理になってしまって……」


すると怜士さんはふざけんな、とは言わなかった。

少し安心したような甘い瞳で私を見て、そっと髪を撫でてくれる。


「いいんだよ。穂花には、自分の身体を大切にして欲しい」


そしてまた、甘いキスをくれた。

怜士さんのその気持ちはとても嬉しかった。

だけど、私の気持ちはどんどん突き進むばかりだ。

まだ会って数日しか経たないのに、はやく怜士さんのものになりたくて仕方がない。