何も返事は返ってこない。 「私に憑いてるの、風太なんでしょう?そうじゃないかって思いつつ、そうじゃなかったらいいのにって、願ってた」 風太は。 写真の中で。 ずっと笑っている。 「……何か言ってよぅ……」 私の声だけが。 風太の部屋で、生きているみたいで。 虚しい。