すげー美人で可愛くて、綺麗で、優しくて、家庭的で。魅力しかない、俺の妻、ゆう。




人生が、勝ちか負けかで決められるのなら。


俺は、世界でいちばんの勝ちだ。









なんたって、俺は、すげぇ家族の一員なんだから。






















ゆう、何度だって言う。










ゆう、好きだ。



好きだ。






愛してる。



















何年も前のあの日と同じように、俺は、子供の目の前にもかかわらず、口付けをした。







唇と唇、重なり合って、離れない。







何年も、何十年も、ずっと、ずっと、一緒にいよう。


そう、伝えたくて、唇を重ねた。





あぁでも、幼馴染なんて、チートだ。

思ってることが何も言わずとも伝わるんだからな。







こくん、ゆうが頷いた。

ずっと、一生、一緒にいよう、ゆうが思った。









永遠に感じるそのひとときが、終わらないように、俺はつぶやいた。

























「愛してる、ゆう」




















ゆうは笑顔になった。





























「わたしも、あいしてる」