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放課後
今日は新山くんの部活がお休みらしいので、一緒に帰ることに。
心臓ばくばく。
だって、新山くんに送ってもらうなんてハジメテのことだから。
私の乙女心がフィーバーしちゃって止まらないよ。
ほら、私の歩幅に合わせてゆっくり歩いてくれてるのとかさ、なんでそんなにさりげなくカッコイイのかな?バレてるからね新山くん?ピャー!
「……ニヤケ顔、どーにかならねぇの?」
「えっ」
顔に出てた?!
新山くんは私をチラリと見て、またそらす。
ほのかに染まっている彼の頬に、私の頬も熱くなる。
「あからさまに喜ばれると、やっぱ照れんだよ」
て、てて、照れてるー!
新山くんが照れてる!
私の挙動不審な顔面に照れてくれてる!
「そりゃ喜ぶよっ。だって新山くんと帰るのはじめてだし」
「まぁ、そうだけどよ……」
「誘ってくれてありがとうね。放課後が待ち遠しかった」
「そりゃよかったよ。誘うの、めちゃくちゃ緊張したし……」
「緊張?!かわいい〜」
「声に出過ぎだ」
チョップをされる。
とても優しくて、ひとつも痛くないチョップ。
そのあとすぐ、おもむろに背を屈ませた新山くんがくちびるを重ねてくるもんだから、もう鼓動がバカになってしまった。



