病んだ心をつまびいて




「んん……っ!」




痛みと不快感で胃から酸っぱいものがせり上がってくる。



華凜はニヤニヤと私を見つめながら、何度も何度も長い足をムチのように叩き込んできた。



体を解放されてぐったり倒れ込む。



すると華凜の取り巻きのひとりがスマホをこちらに向けてきた。




「じゃーん!インラン女の勝負下着でーす!」




バラバラなスカートの布を、まとめて掴んで持ち上げられる。



どうやら動画を撮っているらしく、スマホのカメラは私の下着にどんどん近づいていった。




「や、やめっ、けほっ」




悲鳴をあげる体では叫ぶこともままならない。




「せーん?誰かにうちらのことチクったら、この動画拡散すっからね?」




前髪をわしづかまれて、華凜の真っ黒な目にとらわれる。





「新山は、アタシのだから」





冷たい声に、なにも言い返せなかった──